グッドフェローズの感想
Goodfellas - Trailer - (1990) - HQ - YouTube
マーティン・スコセッシ監督のマフィア物を借りた。ロバート・デ・ニーロ若い!実際の人物の自伝が元になっているようだ。
思いの外話の運びや構成というか自伝を映画にする時のアプローチの仕方が最近観たウルフオブウォールストリートに似ている。面白いけれどなげーなという感想も一緒。
舞台が都市部にこじんまりとまとまっているのと、成り上がりといっても結局イタリア人ではないため幹部になるわけでもないので派手さが少ない。南米に行って、やばい麻薬取引ではらはらどきどきということもない。警察との関係も基本、金やって買収済みなので緊迫感もない。
マフィアものならもう少し血生臭さがほしいかな。経済ヤクザ的なのでもいいけれど、ドキドキがほしい
のぼうの城の感想
小説は読んでない。評判は悪くなかったので借りた。
プログラミングにおいて、プログラムの書き方を決めるコーディング規約というものがある。何かで読んだことがある、唯一絶対のコーディング規約というものはないがあるとすれば一貫性である、と。この映画では残念ながら演技に対して一貫性はなく、主演の野村萬斎さんは相変わらずの野村萬斎、そうとしか言いようのないぐらい野村萬斎。佐藤浩市さんは正統派、吉本の山口さんはコント風味、もう一人の若いイケメンくんは演技こなれてきた系。
全体の演出としてはコント風味なようでいて、全体を通してそうかといわれればそうでもない。このへんのごちゃごちゃ感は日本のアニメみたい、シリアスがあってコメディがある。皆それぞれ思い思いの演技なので、とっちらかった印象を受ける。これは役割的には演出の責任になるのか、監督なのか、それとも日本ということでその辺は曖昧なのか。。。野村萬斎映画であれば皆で頑張って野村萬斎になってほしい。
領地を洪水が襲う水攻めのシーンがあるが、最初に出てきた場面では明らかに登場人物+背景合成だし、後半の見せ場シーンもやはりジオラマに水流しました感。幼少期に観たゴジラならいい、しかし今はもう2010年台。これはないだろう、がんばってくれ。
正直のぼうさんのことがよくわからんなというまま終わった映画だった。それなりに見て楽しめる映画だとは思う。