Coders at Work プログラミングの技をめぐる探求


memcachedで有名なブラッド・フィッツパトリックを除いて、出てくる方はパンチカード触ったことのある方々。ブラッドの話はコテコテのCGIから負荷対策としてFastCGIに移ったり、memdを入れることにより高価なDBサーバを買わなくて済んだりという件もあり、自分にとっては身近で面白い。利き手側が知識と経験のある方ということもあり、そしてあまり遠慮することなく質問をするので、軽いインタビュー記事どまりでないのも魅力。
前半部は現在も現役で現場にいますという方が多いが、後半は学問側に身をおいていたり、まったく離れていたりということもあって、あまり知識のない自分にはぴんとこない話もおおい。この本を読むまでドナルド・クヌースに関して全く知らなかったし、文芸的プログラミング?なにそれだったということもあるだろうと思う。