九頭龍閃はなかったけど、ちゃんとした実写映画化るろうに剣心


確かにアクションは良かった。ちゃんと人を斬っているとみているものに思わせるアクションだった。
剣劇がしっかりしている、これだけどもう実写化成功ということでいいのかなと思えた。
原作ではたぶんこうではなかったと思うけれど、接近戦でなんでもかんでも刀を振り回すわけではなく、背負投たりというような体術もあるのが今風だなと思った。
映画ポスターを観たときは、だっさと思ったけれど斬っているときはしっかりとかっこいい剣心が観れてよかった。
敵の大ボスがアクの強い男で一番気に入った。

じゃあ映画全体を通してどうかって言うと、よくできた2時間アクション映画を観たというより、アクションシーンがよくできているヒーロー活劇30分ドラマを4本ぶっ続けで見せられたみたいな感じなので、正直いい映画だとは思わない。
味方は原作側もあるし、まあ仕方なしにしても出てくる敵が多すぎたかなー。エピソードも詰め過ぎで焦点がいまいち定まっていない感じ。

あと、何制約でこうなったのかわからないけれど、拠点でもある道場のシーンは外に建てたわけではなく微妙な室内セットのようなので、光がイマイチでちゃちな映像になっていたのが残念。

儲かってるみたいだし次回作もいくらでも出来るわけで全体的な部分は次回作に期待。がんばれエンタメ邦画。