メランコリア


今年観た中で良かった映画は?と聞いてメランコリアと返ってきたので借りた。
ダンサーインザダークと同じ監督ということで、きっと癖のある映画に違いない!という期待のもと鑑賞。

物語は2部構成。1部は鬱(ちょい変態入り)を患ってるっぽいジャスティンが主人公。
2部は頭おかしい妹との比較対象として用意されたであろう常識人という役割の姉が主人公。

導入はクラシック音楽が流れるのみで台詞がなく、現実的ではなく心象風景らしきまるで絵画が動いているかのような映像が10分ぐらい続く。
たぶんこの段階で、’はっ?突然説明もなくわけわからんシーンが流れてきて意味不明だし!何が起きているのか設定も含めて説明しろやゴラァ’系の人は脱落していることでしょう。南無南無

第一部はジャスティンのやたら金のかかっているであろう結婚式を舞台に周りから浮きまくりジャスティンの鬱っぷりと頭おかしい変態行為が描かれる。ちなみに母親も性格が腐ってる。祝う気もないのに、なぜ結婚式に来たのか。。
第二部はジャスティンと比較すると非常に常識的な姉クレアが、地球に接近中の惑星メランコリアが衝突するんじゃと思ってヒステリックになるお話。夫役は24のキーファー・サザーランド、ジャスティンにキレて拷問したりということはない。

わざわざ画面に一部ジャスティン二部クレアと出ることもあって、対比の物語なのだろう。結婚式は金がかかっており、またそれ自体はただの形式張った儀式でしかないので、そういったものに価値を見出すものと見いだせないもの。といった具合に色々あるんだろうけどぴんとこない。

監督は自身のうつ病治療中にこの話を思いついたそうな。あら大変。
ということでジャスティンも一応うつ病という位置づけっぽい。しかし、自分の結婚式の最中に抜け出し、併設されるゴルフコース上でドレスのまま地面にしゃがみおしっこ。またまた抜け出しついてきた男を張り倒し、そいつにまたがり力強い騎乗位。という場面を観る限りただのイカレタ女としか。。。

印象に残ったので観てよかったが、これを良かった映画として挙げた女の子は大丈夫なのかというのが気になる。