ポトスライムの舟


日経あたりで、社会の底辺層を描いた作品が共感を呼んどる!という記事があり、大好き西村賢太さんと共に紹介されていたので読んだ。
3,4年前の芥川賞受賞作。

女性、あまり待遇のいいとはいえない職場、というあこがれの対象になることはないであろう主人公のお話。2作品はいってる。
なんとなくよくできてる文章の気がするけれど具体的にどのへんだろうか、と思って巻末の解説を読むと、なるほど納得という感覚が得られる文章。

もっと何もない平坦な話だったらどうしようと思ってただけに、意外に起伏もあっておもしろい。
が、通勤途中に読むような本じゃなかった