イン・ハー・シューズの感想


最高の女と最低のビッチはブロンドに限るというアメリカの民意が観える気がする映画。頭はいいが見た目はイマイチな姉と見た目はいいが難読症もちでアホな妹の物語。たぶんアラサー女性向け映画。
キャメロン・ディアスが男遊びの激しい若い女という役柄を演じているが、肉体的に若さを売りにするには厳しい感じがするのはわざとなのか隠し切れないだけなのか。題材的にはアラサーの妹で問題ない気がするけれど、字幕を見る限りだと、いっても20代中盤ぐらいを想定しているんじゃ。。。でもキャメロン・ディアスの年齢を考えるという感じで違和感。脚、太もも、胸は色々駆使して若さをだせるけれど、腹と首から胸元にかけて、何より顔に現れる年齢を隠すのは難しく、若くていい体を持ってて男をたぶらかしまくりという役柄にはちょいきついのではと思ってしまった。太ももからおしりにかけての部分だけ映すぐらいで止めればいいのになぜあそこまで露出多めにいってしまったのか、疑問。お腹を真正面から映すことはないだろうに。何かものを取ろうとするときなどに腕の筋肉が目立ち、スタイルを保つために上半身もしっかり鍛えているのがわかり女優としての誇りを感じるけれど、不摂生な妹の役柄や一般女性で考えるとあんないい腕持っているわけないのちぐはぐ。
お姉さんと彼がソファで電気をつけたり消したりする場面のお姉さんの表情の移り変わりがよかった。
お話としては面白いけれど、学のない妹もオーラ漂うキャメロン・ディアスだし、見た目残念という姉も弁護士セレブだし、これに自分を一部でも重ね共感できる女性はいるのか?