暗渠の宿 相も変わらぬサイテー話

芥川賞受賞作で知って自分の中で大流行中の西村賢太作品。 1つ目「けがれなき酒のへど」は風俗嬢にいれあげ、風俗から足を洗わせるために貯めていた金を渡した女に行方をくらまされるというどうしようもない話。要約するとどこかで出会ったことのある話なの…

二度はゆけぬ街の地図 まさに外道と言いたくなる貫太

苦役列車で芥川賞をとった西村賢太さんの本。私小説。苦役列車も面白かったけど、こっちは笑えるという意味で優っていた。まさか純文学として評価される文章を読んで声出して笑うとは思わなかった。 家賃を踏み倒している人間が大家に向かって たかが一万二…

安全なWebアプリケーションの作り方 良い教科書

とりあえずざっと目を通した。 あーあれってこう言うことなのか、へーという部分が多く仕事をする上で為になる。 最初から順を追ってちゃんと手を動かしながら読みすすめる時間を作るほど学習意欲はない上に必要性も特にないので、その時々に応じて要所を抑…

週4時間だけ働く ようになりたい

もっと薄い本だと思ったら600ページ超の本だった。ページ数多いだけあって極めて具体的に書いてある。 中心にある問としては、「お前はバリバリ働いて金を稼ぎ、じいさんになってようやくリタイアして好きなことをする人生を望んでるの?」って感じか。「そ…

殺戮にいたる病 最後にびっくり

最後を読んだあとの、えっ!?、という驚きは久々でよかった。どういう評価をされたか、どういう系統の小説なのか大して知らずに買ったのは正解だった。何も知らずに読んだからこその感想。最後を読むと、読んでる途中で感じた違和感というか、つっかかりは…

夜市 ホラーというより少し不思議

表題作の夜市と風の古道の短編2つ。夜市は弟と引換に野球の才能を買った男が主人公。風の古道は小さい頃迷い込んだ不思議な道に再び入る話。 どちらも現実的な話ではなく叙情的な雰囲気、終わり方。なんかこうピンと来ない。特に怖さを感じず、終わり方に驚…

ダークゾーン クリムゾンの迷宮っぽい!?

大好き貴志裕介さんの新刊&クリムゾンの迷宮の再来!?みたいな感想をみて購入。悪の教典はスルーした。 確かにクリムゾンの迷宮と一緒で、日常生活とは隔絶された舞台に特殊能力も加わりまるでゲームのよう、というかゲーム。しかし、クリムゾンの迷宮の方…

苦役列車 専門学校生に嫉妬し罵倒する主人公

近年ではまれにみる異色の芥川賞作家じゃね?と思ったのと、公式サイトで読めた冒頭文がまぁ実に興味をそそられる、ということで本屋行った際についに購入。最近というか記憶にあるのは大体ツラのいい人を選んでる営業的なかんじ。 文体はなにやら古めかしく…

WEB+DB PRESS 48, なぜビジネス書は間違うのか, 事実に基づいた経営, とある飛空士への恋歌

とある飛空士への恋歌 前作は一冊で完結だったのに続き物に。でも楽しく読めたのでよしとする。 前のはローマの休日,今回はロミオとジュリエットらしい。悲劇まっしぐら。とある飛空士への恋歌 (ガガガ文庫)posted with amazlet at 09.03.01犬村 小六 小学…

今日読み終わった本。フェルミ推定、絶対計算

絶対計算、その数学が戦略を決める 専門家の直感よりも計算結果の方が信頼できるよ!というお話 ヤバイ経済学も「なんとなーくみんなそう思ってる」というのを、「計算するとこうだよ!」と示していたけれど、こっちの本のほうがより数学寄り。信頼区間、標…

すごい、カーリー・フィオリーナは

読んだ本はこうやって写真とって、一行でもいいから感想を書いとこう。カーリー・フィオリーナっていう人がhpのCEOになったのは、自分が高校生ぐらいのときで「女の人があんなでかい会社のトップに選ばれるなんて、アメリカはすごいな」と思ったのを覚えてい…