中国出張総括

またまた中国に2週間ほど出張していた。たぶんこれで中国出張は当分ないだろう。
かれこれ2ヶ月半ぐらい中国に滞在していたことになる。
せっかくなのでいろいろ書いとこう

ホテルについて

3つとまった

ホテル日航上海

高い金とっているだけあって、綺麗、従業員もそれなり、設備良し。朝食も一番充実していた。中華があまり美味しくないのはどうかと思ったけど。ただ、周りに何もないところに建っているので立地はいまいち。寝に帰るだけのホテルなのでよかったけれど。

マジェスティ プラザ 上海

滞在期間は一番長い、1ヶ月半。南京東路(ナンジンドンルー)直結、人民広場すぐ、外灘(ワイタン)徒歩圏内、と上海観光にはとてもよろしい場所にある。退屈しない立地。外資系じゃないこともあってか、従業員の適当ぶりとやる気のなさが目に付く。朝食がよろしくない、日航の次がここだったのでなおさら。繁華街に建っているので、夜中に会社から帰る途中にかならずキャッチのおばちゃん、おっさんに声をかけられる。最初は無反応で通していたが退屈しのぎにおばちゃんの場合は話すこともあった、カタコトの英語で。話を聞くと基本的にいつも一緒、お持ち帰り可能であんなこともしてくれる美人が選び放題だからウチのお店においで、というもの。お店にいったらきっとぼったくられるんだろうなぁ。一旦こちらが返事をしてしまうと、断ってもしつこくついてくるが、ホテル内に侵入はしてこないので安心

Howard Johnson上海

建物は新しく、立地もまあまあ、朝食はマジェスティより良く、従業員も日航よりしっかり働いている印象。それでいて一番安かった、会社が払うから自分の懐とは関係ないけれど。フロントも英語可とは思っていたが、少し日本語話せる人もいた。出張だったらこれぐらいのホテルが良いのではと思う。

記憶に残ったマッサージ

中国の新幹線にあたる高速鉄道(高鉄)に乗っていった蘇州の地元民向けっぽいマッサージ屋のおっちゃんのフットマッサージが一番印象に残っている。せっかく蘇州に来たが雨が降っていて観光する気もなくなったなかでのマッサージ。店では常連客っぽいのと店の人が暇つぶしにトランプで楽しげに遊び、こちらは少し湿気った一人掛けソファに腰掛、足裏をおっちゃんの強い力で揉み揉み。60分で50元(700円弱)だったかな。

中国人の労働観とか

基本的に2,3年で辞めて、転職により給料を上げる戦略。それは日本国内で働く中国人も同じだそうだ。日本人的な労働観としてよく語られる会社に対する身内意識、丁稚奉公のように働く考えは基本的に薄く、自分の損得を考え働く。大した見返りのない残業などは当然やりたいわけもなく、時間がきたらさっさと帰る。正直それで良いと思う。正に話に聞く欧米的労働観ではないか。だからといって誰しも残業しないわけではなく、残ってずっと仕事してる人はいる。人によってしっかり分かれているのが、なんとなく横並びでみんな一緒の日本と違うところだろう。
ソフトウェアエンジニアの質に関しても表面上、中国人だからどうというのは特に感じない。共産党が国策で海外サービスに制限をかけているおかげで、有名サイトは国内企業のみ。facebook,twitterクローンがちゃんとある。人材獲得も熾烈なようで、ライバル会社の目の前にデカイトラックを止めて相手の社員に対して「うちに転職してくれれば給料を倍にします」とかいって連れて行くそうだ。おもしろすぎる。海外ITニュースという名のシリコンバレー通信観ててもこういうのはわからない。