脳内でおいの一生とずっと読んでいた 娚の一生


三十路過ぎの大手メーカ管理職の女性が親族の不幸を機に田舎に戻り、優しい関西弁を使う大学教授のおっさんというか初老の男性と出会うという物語。確か書店組合あたりがやってる年間順位付け企画、「この漫画を売りたい」とかで上位になっていたことをきっかけに知っていたので読んだ。おいではなく、おとこの一生。本来は’めおと’と読むようだ。また一つ賢くなりましたよ。
おっさんの語り口が軽妙でおもしろいというのに尽きる。終わりにかけてとってつけたようなスペクタクルをかましてきたのは、このまま終わると地味だからこのへんでいっちょでっかいことやったるということなのだろうか。いらんでしょう。