ワーク・シフト

ダニエル・ピンクのフリーエージェント社会の到来のような、新しい働き方や生き方に関する本なのかなと期待して読んだみたら違った。

ほどなく、この日最初のホログラム(立体映像)電話がかかってくる。電話が終わると、10分ほどかけて、アバター(バーチャル空間で自分の分身を務めるキャラクター)の準備をする。

その会議でアバターを使うので、大ざっぱな指示を出しておく必要があるのだ。

4部構成だが、1〜3部は未来はこういう働きになってるかもね未来予想のお話。現状では世界でこういう流れが起きている、過去はこうだったから10年、20年後にはこういうことになってるんじゃないかなという論旨の組立。
ホログラムがどうのとかそういうのは求めてません><

4部は求めていた内容。
昔は60歳で定年、あとは年金で悠々自適生活って感じだったから一気に全力疾走するような働き方で良かったかもしれないけれど、今後は金銭的な理由などなどでずっと働き続けるかもしれないし寿命もどんどん伸びているからそれに合わせてバランスを考えていきましょうというのが大筋だろうか。
著者がイギリス人にも関わらず、ワークライフバランス云々や仕事に求める金銭以外の価値について、長寿命化に関して論じていて、日本人の自分にも親しみのもてる考え方だったのが不思議な感覚だった。

Kindleペーパーホワイトで読んだけれどなんの問題もなし。軽く、脚注にもワンタッチでとぶことができ、部屋を暗くしてもライトで明るく電子ペーパーで読めることの素晴らしさ。