パシフィック・リム


ハリウッド製巨大ロボット映画。8月に映画館で観た。
色々言われることの多いハリウッドだけれど、メキシコ出身の監督の力を認め、企画的にはリスクが多そうで金もかかりそうなこのロボット映画の撮影を許可するなんてすごいよ、ハリウッドは本当。いやーほんと、アメリカ。
大まかな話の流れとしては、過去に海底から怪獣(映画内でもKAIJUと表記)が出現するようになり人類は巨大ロボットをもって対抗することになった。それからある程度の月日がたち、余裕に相手を倒していたらヤバイのが出現、ピンチ!というのが始まり。
色々思惑があって、ある程度ロボットが当たり前にいて怪獣と戦ってる世界になってからの時代を描いているのだろうけれど、個人的にはロボットがようやっと実用化にいたり怪獣とバトルする!ぐらいの時代を描いて欲しかった。ロシア製、中国製などのロボットが出てきて豪華なんだけれどすぐにやられるし、キャラの濃さを狙った二人の科学者が出てきて笑いを取ろうとがんばるし、パイロット内でも男女関係とこじれた親子関係、昔パイロット今指揮官などなどエピソードてんこ盛りで映画全体から散漫な印象を受ける。新開発の巨大ロボットでKAIJUをやっつけるんだ!ぐらいの本筋だったらもっとすっきりしていたと思う。
日本リスペクト&映画市場的に日本がデカイということもあって、日本びいきな場面が度々でてくる。ヒロインは日本人だし、日本語の用語は出てくるし登場人物もたまに日本語のフレーズ話す。しかし、英語だと思って聞いているので日本語が急に出てきても聞き取れず、下の英語字幕で意味を理解していた。正直、あまりよくない。
ヒロインが日本人で英語をはなしているからなのか、すごく大根役者に思えてしまった。そのわかりやすい泣きそうなくやしい顔の演技はなんだよ。。。とか事あるごとに白けてしまった。他にそういう感想を観ていないので、変に意識し過ぎてしまったのかもしれない。
ビルの谷間で怪獣と戦っているのをバックに人々が走って逃げ惑うアングルなど、あーゴジラとかでこういうの観たなと思えて特撮に詳しいわけでもないけれどなんだか楽しかった。
コックピットがかっこいいのが男的にいい。次回作も是非おねがい